ChatGPTを使っていると、「プロンプト」という言葉を目にすることがあります。
「プロンプトって何?」「普通の質問とは違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
プロンプトとは、簡単にいうとChatGPTなどのAIに入力する指示や質問のことです。
難しい知識がなくても、「何をしてほしいのか」「どんな条件で回答してほしいのか」を分かりやすく伝えることで、目的に合った回答を得やすくなります。
この記事では、ChatGPT初心者向けに、プロンプトの意味や基本的な書き方、作るときのポイント、すぐに使える例文まで分かりやすく解説します。
「ChatGPTをもっと便利に使ってみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ChatGPTのプロンプトとは?
プロンプトとは、ChatGPTなどの生成AIに対して入力する指示や質問、命令文などのことです。
例えば、ChatGPTに
「東京のおすすめ観光スポットを5つ教えてください」
と入力した場合、この文章がプロンプトになります。
「プロンプト」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、特別なプログラミング知識が必要なものではありません。
普段ChatGPTに入力している「質問」や「お願い」もプロンプトの一つです。
ただし、同じことを質問する場合でも、プロンプトの内容によって回答の具体性や方向性が変わることがあります。
そのため、ChatGPTを便利に活用するには、自分が何をしてほしいのかを分かりやすく伝えることが大切です。
プロンプトの書き方でChatGPTの回答はどう変わる?
ChatGPTは簡単なプロンプトでも回答してくれますが、条件や目的を具体的に伝えることで、より希望に合った回答を得やすくなります。
例えば、夕食について相談する場合で比べてみましょう。
簡単なプロンプトの例
「今日の夕食を考えてください。」
このプロンプトでも夕食の候補は提案してもらえます。
しかし、人数や調理時間、使いたい食材などが分からないため、自分の希望とは違う料理が提案されることもあります。
具体的なプロンプトの例
「2人分の夕食メニューを3つ考えてください。料理初心者でも作れて、調理時間は30分以内、できるだけ少ない材料で作れるものをお願いします。それぞれ必要な材料も箇条書きで教えてください。」
このように、
・何をしてほしいのか
・誰向けなのか
・どんな条件があるのか
・どのような形式で回答してほしいのか
を加えることで、ChatGPTに希望する内容を伝えやすくなります。
ただし、プロンプトは長ければ長いほど良いわけではありません。必要な情報を分かりやすく伝えることがポイントです。
初心者向け|ChatGPTプロンプトの基本的な書き方
ChatGPTのプロンプトに決まった書き方はありません。
しかし、「何を書けばいいのか分からない」という場合は、次の4つを意識するとプロンプトを作りやすくなります。
① やってほしいことを伝える
まずは、ChatGPTに何をしてほしいのかを伝えます。
例:
「旅行プランを考えてください」
「文章を要約してください」
「メールの文章を作ってください」
「考えて」「作って」「説明して」「比較して」など、目的を明確にすることが基本です。
② 自分や相手の情報を伝える
必要に応じて、誰向けの回答なのかを伝えます。
例:
「パソコン初心者向けに説明してください」
「小学生でも分かる言葉で説明してください」
対象となる人を指定すると、その人に合わせた言葉や内容で回答してもらいやすくなります。
③ 条件を指定する
予算や時間、文字数、個数など、希望する条件があれば具体的に伝えましょう。
例:
「予算5,000円以内」
「300文字程度」
「5つ提案してください」
「30分以内で作れるもの」
条件を指定することで、希望から大きく外れた回答を減らしやすくなります。
④ 回答形式を指定する
最後に、どのような形で回答してほしいのかを指定することもできます。
例:
「箇条書きでまとめてください」
「表にして比較してください」
「手順を番号順に説明してください」
回答形式を指定すると、情報が整理されて読みやすくなります。
そのまま使えるChatGPTのプロンプト例文集
ここからは、ChatGPT初心者でもすぐに使えるプロンプトの例文を紹介します。
そのままコピーして使うこともできますが、「〇〇」の部分を自分の目的に合わせて変更すると、より使いやすくなります。
① 文章を作ってもらう
プロンプト例
「〇〇についての文章を300文字程度で作ってください。初心者にも分かりやすい言葉を使い、読みやすい文章にしてください。」
メールや説明文、SNSの文章など、用途に合わせて「〇〇」の部分を変更して使えます。
② 長い文章を要約してもらう
プロンプト例
「以下の文章を、重要なポイントを残しながら300文字程度に要約してください。最後に要点を3つ箇条書きでまとめてください。
【ここに要約したい文章を入力】」
長い文章の内容を短時間で把握したいときに便利です。ただし、重要な内容については元の文章も確認するようにしましょう。
③ アイデアを考えてもらう
プロンプト例
「〇〇についてのアイデアを10個考えてください。初心者でも実践しやすいものを優先し、それぞれ簡単な説明も付けてください。」
ブログやSNSのネタ、旅行、プレゼントなど、さまざまなアイデア出しに活用できます。
④ 勉強を手伝ってもらう
プロンプト例
「〇〇について、初めて勉強する人にも分かるように説明してください。難しい専門用語はできるだけ避け、具体例も入れてください。最後に理解度を確認する問題を3問作ってください。」
分からない部分があれば、「もっと簡単に説明して」と追加で質問することもできます。
⑤ 仕事のメールを作ってもらう
プロンプト例
「取引先に〇〇を伝えるビジネスメールを作ってください。失礼のない丁寧な表現にして、長くなりすぎない文章にしてください。」
ChatGPTが作った文章をそのまま送るのではなく、相手の名前・日時・内容などに間違いがないか確認してから使用することが大切です。
⑥ 旅行プランを考えてもらう
プロンプト例
「〇〇へ2泊3日で旅行します。大人2人で、予算は〇万円程度です。人気の観光スポットと食事を楽しめる旅行プランを、1日目から3日目まで時系列で作ってください。移動時間も考慮してください。」
行き先や日数、人数、予算などを具体的に伝えると、自分の希望に合わせた旅行プランを作ってもらいやすくなります。
ただし、営業時間や料金、交通情報などは変更されることがあるため、旅行前に公式サイトなどで最新情報を確認しましょう。
⑦ 献立を考えてもらう
プロンプト例
「冷蔵庫に〇〇、〇〇、〇〇があります。この食材をできるだけ使って、2人分の夕食メニューを3つ提案してください。料理初心者でも30分以内で作れるものにしてください。」
家にある食材を伝えて献立を考えてもらうこともできます。
「低予算」「洗い物を少なく」「子ども向け」など、自分の希望する条件を追加するのもおすすめです。
⑧ 商品やサービスを比較してもらう
プロンプト例
「〇〇と〇〇の違いを比較してください。価格・特徴・メリット・デメリット・どんな人におすすめかを表にして、初心者にも分かりやすく説明してください。」
複数の商品やサービスについて、違いを整理したいときに便利です。
ただし、価格やサービス内容などは変更される可能性があります。購入や契約をする前には、必ず公式サイトで最新情報を確認しましょう。
ChatGPTのプロンプトは毎回ゼロから考えなくてもOK
ChatGPTを使うたびに、長いプロンプトを一から考える必要はありません。
よく使う基本的な形を覚えておき、目的に合わせて内容を変更すると簡単にプロンプトを作れます。
初心者の方は、次のテンプレートを参考にしてみてください。
初心者向けの基本プロンプトテンプレート
【やってほしいこと】
〇〇をしてください。
【対象】
〇〇向けにしてください。
【条件】
・〇〇以内
・〇個
・〇〇を含める
【回答形式】
〇〇形式で回答してください。
例えば、このテンプレートを使ってブログのタイトル案を考えてもらう場合は、次のようにできます。
「ChatGPT初心者向けの記事タイトルを考えてください。AIを初めて使う人を対象に、内容が一目で分かるタイトルを5つ提案してください。それぞれ箇条書きで回答してください。」
すべての項目を毎回入れる必要はありません。
簡単な質問なら「〇〇について初心者向けに説明してください」だけでも十分です。
まずはシンプルに質問して、回答が希望と違った場合に条件を追加していく方法でも問題ありません。
ChatGPTのプロンプトを使うときの注意点
ChatGPTは便利ですが、プロンプトを工夫しても、回答が必ず正しいとは限りません。
安心して活用するために、次のポイントも覚えておきましょう。
個人情報や機密情報を入力しない
住所や電話番号、パスワード、クレジットカード情報など、重要な個人情報は入力しないようにしましょう。
仕事で利用する場合も、社外秘の情報や顧客情報などを入力してよいか、会社のルールを確認することが大切です。
回答をそのまま信用しない
ChatGPTは、事実と異なる内容や不正確な情報を回答することがあります。
特に、医療・法律・お金など重要な判断に関わる内容は、ChatGPTの回答だけで判断せず、専門家や公的機関、公式サイトなど信頼できる情報源を確認しましょう。
最新情報は公式サイトでも確認する
商品価格やサービス内容、営業時間、制度などは変更されることがあります。
最新情報が必要な場合は、ChatGPTの回答だけでなく、公式サイトなどで現在の情報を確認することが大切です。
最初の回答で終わらせなくてもいい
思っていた回答と違った場合は、プロンプトを最初から作り直す必要はありません。
「もう少し簡単に説明してください」「具体例を追加してください」「表にしてください」など、追加で指示を出すことで回答を調整できます。
ChatGPTは一度だけ質問するものではなく、会話を続けながら希望する回答に近づけていく使い方もできます。
まとめ|プロンプトを覚えてChatGPTをもっと便利に使おう
プロンプトとは、ChatGPTなどの生成AIに入力する質問や指示のことです。
難しい専門知識が必要なものではなく、普段ChatGPTに入力している質問もプロンプトの一つです。
より希望に合った回答を得たい場合は、次の4つを意識してみましょう。
- やってほしいことを伝える
- 自分や相手の情報を伝える
- 条件を指定する
- 回答形式を指定する
最初から完璧なプロンプトを作る必要はありません。まずは簡単に質問して、回答を見ながら条件を追加したり、内容を修正してもらったりする方法でも十分です。
ChatGPTへの質問の仕方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ ChatGPTへの質問のコツ7選|初心者でも良い回答を引き出す聞き方を解説
ChatGPTを初めて使う方は、基本的な操作方法からこちらの記事で紹介しています。
→ ChatGPTの使い方を初心者向けに解説|基本操作から質問のコツまで
また、ChatGPTで具体的に何ができるのか知りたい方はこちらもおすすめです。
→ ChatGPTでできること10選|初心者におすすめの便利な使い方を紹介
プロンプトの基本を覚えて、自分の目的に合わせてChatGPTを便利に活用してみてください。
